足立朝日

大雪で晴れ着も雪化粧 6002人が成人の仲間入り

掲載:2013年2月5日号
 成人の日の集いが1月14日(月・祝)、綾瀬の東京武道館で開かれた。
 朝からの雨は式典開始の午前11時頃から雪に変わり、都内で積雪7㎝を記録する大雪となった。
 今年度の新成人は男性3175人、女性2827人の計6002人で、昨年から53人減(2012年11月1日現在)。
 新成人の「集い」の実行委員は、落合桃子さん(青井)、上野晴香さん(六木)、新井あさみさん(綾瀬)、根岸啓吾さん(佐野)、江原朱理さん(千住)、齋藤恭佑さん(中川)、赤間芽吹さん(同)、須賀建明さん(舎人)の8人。
全員で意見を出し合い、式典の企画、アトラクションの内容、記念品の選定などを行ってきた。集いのテーマは「100 足立とともに そしてこれからも」。昨年、足立区が区制80周年を迎えたことから、新成人の20歳を足して、「これから支えながら歩んでいこう」というメッセージを込めた。
 2人ずつ交代で司会を務めたほか、江原さん、齋藤さん、赤間さん、須賀さんが、新成人代表として誓いの言葉を発表。「自分の力だけでは、20年生きてこられなかった。両親、近所の人、足立という街が支えてくれた。人のつながりを大切にして、歩いていきたい」と力強く誓った。
 アトラクションでは、和太鼓グループ「彩~sai~」が迫力の演奏で祝福。ロンドン五輪のボクシング金メダリスト・村田諒太選手、金八先生で足立区と縁のある俳優の武田鉄矢さんによる、ビデオメッセージも披露された。
 最後は東綾瀬中学校吹奏楽部の演奏で、「旅立ちの日に」を全員で合唱し、新たな一歩を踏み出した。
 参加者の女性2人は、「和太鼓が感動した」「懐かしい歌を歌えて、思い出になりました」と笑顔。「多くの人に集まってもらいたいと、一体感を大事にした」、と実行委員代表の須賀さん。委員たちは成功を喜び合った。
 大雪とともに、記憶に残る20歳の記念日となった。

写真上/大雪の中歩く新成人たち=東京武道館前で
下/合唱する実行委員のみなさん=東京武道館で