足立朝日

トピックス

掲載:2013年3月5日号
◆ひまわりのおか朗読会
 絵本は東日本大震災で多くの児童と教員が津波の犠牲となった、宮城県石巻市立大川小学校の保護者たちの子どもへの手紙を綴った絵本を、NHKの歌のお姉さん・岡野綾さんが朗読。現大川小学校の千葉照彦校長が、震災から学んだことなどを講演した。
 多彩な音楽活動をしている堀江真美さんが、犠牲者の慰霊塔に置かれていた作者不明の詩に曲をつけた「君へ」を歌った。やさしいメロディに乗せた「沈まない船に乗って迎えに行くね」の歌詞に、涙をぬぐう参加者たちの姿があった。
 主催者の刺繍作家・星野真弓さんは「この活動を、足立区から他の区へ広げていきたい」、同じくNPO法人地域の芽生え21の桑原有広さんは「支援物資を多く集めてくれた、足立区への恩返しがしたいと思っていた」。足立区在住の2人は、会場を埋めた参加者たちに感謝を述べた。
◆あだち異業種フォーラム行われる
 2月16日(土)、足立区役所庁舎ホールで「あだち異業種フォーラム2013~地域ブランドの底力~」が行われ、区内中小企業を中心に75社約100人が出席して交流を図った。
 「10年後の足立のブランド」をテーマに行われたパネルディスカッションでは、福島県立大学経済学部特任教授の中沢孝夫氏(69)をコーディネーターに招いて開催。中沢氏が「知らない所へ飛び込む勇気がビジネスには大事」と話せば、パネラーの企業からは「約7000人もの人が集まる毎年末に行われるフレンドリーマラソンをうまく生かせないか」といった先へつなげるための充実した意見が交わされた。
◆300人が「脳卒中」を学ぶ
 ㈳脳卒中地域医療連携パス協会が主催する「第2回市民公開講座」が、2月23日(土)午後、東京マリアージュで開かれ、参加者300人が、死亡率4位の病気「脳卒中」について勉強した。
最初に、藤谷順子国立国際医療研究センター病院リハビリ部長が「いつまでも元気に口から食べるために」と題して特別講演を行った後、「区東北部における脳卒中地域医療連携の現状と課題」について、いずみ記念病院(本木1丁目)の高田耕太郎リハビリテーション統括部長ら4人の医師がシンポジウムを行った。
◆千住常東地区 親子ふれあいクリーン作戦
 2月24日(日)、青少年対策常東地区委員会(川島高明会長)主催の「第5回 親子ふれあいクリーン作戦」が、北千住駅東口地域で行われた。
 朝9時に千寿第八小学校に集まった約300人の親子を町会別に「ぞうさんチーム」と「くまさんチーム」の2チームに分け、ぞうさんチームは東町、曙町、関屋町地区を、くまさんチームは旭町、柳原、日ノ出町地区をまわった。
 小池泰誠くん(千寿第八小6年)は「タバコの吸い殻が多かった。今回のゴミ拾いできれいな足立区になって欲しい」、尾坂一晃くん(常東小6年)は「タバコの箱を拾ったけど、思ったほどゴミが少なくてきれいな町だなあと思った」と話してくれた。