足立朝日

「じゃんけんぽん」

掲載:2013年5月5日号
撮影=関根恒子さん(74)=中央本町4目在住

 島根から六月にかけての地域は、畑なども残っていて、広々とした景観を呈している。
 撮影者の関根さんが、用事があって旧日光街道に近い島根2丁目付近を自転車で通ると、子どもたちのにぎやかな声が聞こえて来た。
 声の主は、島根2‐14‐22にある島根公園にいた。「天気のいい日にはいつも来ている」と話す近所の子どもたちが7人。廃タイヤを埋めた昔ながらの遊具の上に上って、じゃんけんぽんの真っ最中。勝った子が一つずつ前へ進み、負けた子は、タイヤを降りてまた後ろへ並ばなければいけない遊び。「私も、子どもの頃よくやりました」と関根さん。小さい子も大きな子も一緒になって遊ぶ中で、色々なことを学んでいく。「遊びは、子どもの成長にとって欠かせません」と、昔保母さんをしていた関根さん。 
 この公園は、広さが約4000㎡もある大きな公園で、地域に溶け込んだ素朴な空間だ。園庭には木材チップが敷き詰められ、子どもたちも安心して遊べる。「素朴ないい公園ですね。好きですこういう公園」と関根さん。
【問合せ】 TEL3855・6521西部公園管理事務所
(選者・学芸員 小林基治=日本写真会同人)