足立朝日

足立学園 柔道部が都大会で団体優勝 フィギュア國方くん ローカル大会で優勝

掲載:2013年6月5日号
 足立学園のスポーツ男子たちが、今年度も気炎を吐いている。
 柔道部は5月6日(月・休)の関東大会都予選会「第62回東京都高等学校対抗柔道選手権大会」(講道館/東京都高体連柔道部主催)で、団体優勝を果たした。他にも、バスケ部、剣道部が関東大会出場を決めている。
 個人の活動では、フィギュアスケートの國方勇樹くん(中1)が、4月27日(土)~28日(日)のローカル大会「第8回コバトンカップ フィギュアスケート競技会」(川越スケートセンター/埼玉県スケート連盟主催)で優勝した。
◆柔道部
 個人での活躍は多いが、団体優勝は32年ぶり2回目。決勝には何度か進んだものの、その度に国士舘に阻まれてきた。去年も決勝で敗れた因縁の強豪との代表戦。それを2対1で制して、掴んだ優勝だ。
 「2対1で、どっちに転がってもおかしくなかったので、うれしかった」。篠岡慶昂主将(3年)が、試合を振り返って話してくれた。
 勝因は「チームとして普段の練習から雰囲気も仲も良くて、全員で勝つぞ!という気合いがあったこと」という。無差別の後攻2人に重量級をそろえている国士舘に対して、足立学園は軽量級。そこで、73㎏以下の先攻3人の試合で、リードを狙った。仲の良さはチームの結束力に、そして戦略にも繋がった。
 「目標はインターハイ予選。それをしっかり勝って、全国で上位に上がれるようにしたい」。インハイ予選は6月16日(日)。綾瀬の東京武道館で開催される国体でも、勇姿が見られるのを楽しみにしたい。
 大橋賢人くん(3年)が無差別級の個人戦で3位、樋口祐大くん(1年)が55㎏級5試合全て一本勝ちで優勝し、6月30日(日)の東京都ジュニア柔道体重別選手権大会に出場する。
◆フィギュアスケート=國方勇樹くん
 昨年の5月5日号でも紹介した國方くんは、千寿本町小から足立学園に進学。現在は西武東伏見FSCに所属し、ほぼ毎日西東京市まで通っている。週4日は朝練習もあり、宿題との両立に忙しい日々だ。
 今回の大会では、3回転ジャンプに挑戦した。残念ながら回転不足を取られたが、「1回、試合で試してみたかった。もっと練習で成功率上げて、回転不足を取られないようにしたい」。
 目下の目標は、5月末の6級テストに受かって、夏休みの強化合宿に出ることという。合宿はハードだが、そこで成果を挙げれば、全日本や海外遠征にもつながる。
 「試合で人を倒すというより、今出来る120%を出した滑り、自分の力全てを出した滑りをしたい」。淡々とした口調に、優雅な滑りで上を目指す力強さがのぞく。

写真上/チーム一丸となって団体優勝を果たした柔道部員たち
下/フィギュアスケートの國方くん