尾竹橋橋通りから一本路地を入った先に、中曽根城址として区の登録文化財になっている「中曽根神社」がある。近年、神社近くの場所から城の堀跡と思われる物が多数発掘されている。
祭神は国常立命と大雷神。創建は天文3年(1534)、元はこの地に城を構えた武蔵千葉氏が崇敬した「妙見社」であった。廃城後の江戸時代には、社殿などはなかったが、村人らによって崇敬され続けてきた。昭和7年(1932)に興野にあった雷神社を合祀し、中曽根神社となったと伝えられている。また、社の位置は城の中心部にあったとされ、城の守り神であったのではないかと考えられている。
境内には、天保2年(1831)の手水鉢や、昭和56年(1981)に建てられた元木囃子発祥の地の碑などがある。さらに境内でひときわ目に付く大きなイチョウの木は、足立区の保存樹に登録されており、区内でも8番目の太さを誇る巨木である。
また、3年前には地元有志からなる「中曽根城址とまちおこし研究会」により、中曽根の歴史が詰まった遺跡の展示会などが、境内にある町会会館で開催された。
【交通】「北千住駅」西口から本木二丁目経由「西新井大師」行きバスで「関原二丁目」下車徒歩約3分
写真上/歴史感じる神社
下/幹周りが約2・85mもある巨木


また、3年前には地元有志からなる「中曽根城址とまちおこし研究会」により、中曽根の歴史が詰まった遺跡の展示会などが、境内にある町会会館で開催された。
【交通】「北千住駅」西口から本木二丁目経由「西新井大師」行きバスで「関原二丁目」下車徒歩約3分
写真上/歴史感じる神社
下/幹周りが約2・85mもある巨木