足立朝日

訃報

掲載:2013年7月5日号
釣りの普及に尽力
上州屋創業者/鈴木健児氏死去


 鈴木健児氏が、5月25日(土)に死去。享年95歳。7月2日(火)浅草ビューホテルで、社葬・告別式と「お別れの会」がしめやかに行われた。喪主は、上州屋専務で長男の健一氏。
 鈴木氏は、大正7年(1918年)群馬県の久慈川のほとりに生まれる。昭和38年(1963年)に、千住寿町に開店した「上州屋釣具店」1号店を皮切りに、日本最大の釣具販売グループ(現在200店強)を作った。鈴木氏が始めた薄利多売の釣具店は当時、釣り具販売にクーデターを起こし、その後のチェーン展開で釣りブームの牽引役となった。
 黄金期時代、鈴木氏は千葉の幕張メッセ国際展示場で開かれたショーに積極的に参加し、大々的なPR活動を行うとともに多くのTV番組で放映されるなど立志伝中の人物として有名。