足立朝日

歓喜の演vol.12《狂言》 童話が元の創作狂言で笑おう! 8月31日(土)西新井文化ホール

掲載:2013年8月5日号
 毎年恒例の「歓喜の演vol.12《狂言》~遊びをせんとやPART6~」が、上演される。
 区民が舞台を創る21世紀ADACHI芸術文化共同制作プロジェクトの事業で、主催は歓喜の演実行委員会、区演劇連盟、区合唱連盟、(公財)区生涯学習振興公社、ギャラクシティ指定管理者あだち未来創造ネットワーク。
 公募による「狂言まいまい倶楽部」メンバーらが、狂言の基礎から学んできた成果を披露する。出演者は、指導の山下光治さん・芳子さん(劇団アクトヤマナル)を
含む25歳~80代の35人。 初参加の室江麗子さん(38/千住在住)は、芝居経験があり興味を持ったという。「狂言は型があるので大変。発声も違うところから出す感じ」と苦戦中だが、「悲しい話にならないのが、いい。みんなで一緒に作るのが楽しい」
 最年少の髙橋梨沙さん(25/竹の塚在住)は、小3から高2までヤマナルに所属。大学で演劇を学んだが違う道に。狂言を久々に観て、再度始めた。「腹から大声出して動き回るのが楽しい」。「武悪」で太郎冠者を演じる。
 台詞はわからなくても、動きだけで笑えてしまうのが狂言の魅力の一つだ。ユニークな所作や独特の発声は、訓練のたまもの。誰でも知っている童話を元にした創作狂言「お伽草紙」は必笑、必見!
【日時】8月31日(土)午後2時開演(1時半開場)
【場所】西新井文化ホール
【内容】▼第1部=祝言「ことほぎの段」、狂言「菌」、「武悪」、▼第2部=創作狂言「お伽草紙」
【入場料】一般=S席2000円、A席1500円、高校生以下(S、A席共)1000円
【問合せ】TEL5242・8161ギャラクシティ西新井文化ホール事業担当

写真/本番まであと1カ月。稽古は楽しく真剣=ギャラクシティで