足立朝日

仙田流容市樹舞踊会  10年ぶりにお披露目

掲載:2013年8月5日号
 仙田流・容市樹舞踊会が7月28日(日)、西新井文化ホールで開かれた。
 仙田容市樹さんが主宰する古典舞踊の会で、本衣装とかつらをつけてのお披露目は、10年ぶり3回目。国立劇場の公演なども担当する一流のスタッフが、裏を支えた。
 約30年前に発足した同会は、文化庁の伝統文化子供教室をきっかけに、「本物の伝統を子どもたちに伝えたい」と尽力。古典舞踊と新舞踊の「春の舞まつり」もある。
 この日は24人が出演。最年少は6歳。最高齢は93歳の仙田英芳樹さんで、80歳で歌謡曲の新舞踊から古典に転身したという。しっとりとした大人の舞い、日本人形のような愛らしい子どもたちの健気な舞いに、大きな拍手が贈られた。
 会主の容市樹さんは「努力してきたものは伝わったかな、と。できれば定期的にやっていきたい」と話す。
 問合せは、竹の塚教室TEL3850・1313、谷塚教室TEL048・928・2710

写真/義太夫 萬歳を舞う仙田容市樹会主