足立朝日

渕江中 男子バレー部 全国大会3位の快挙 ~部員一丸となって、強豪相手に健闘~

掲載:2013年9月5日号
 渕江中学校(惣田修一校長・日笠智之監督)男子バレーボール部が、8月18日(日)~21日(水)の第43回全日本中学校バレーボール選手権大会=愛知県岡崎市=で3位の快挙を成し遂げた。
 これまでの最高は昨年のベスト16。大きな飛躍だが、一丸となって全国1位を目指してきた選手たちは、悔しさの方が大きかったという。日笠監督の指導は、食事や生活態度などにも厳しく、選手たちもストイックだ。
 「目標に向けて、どんなにつらい練習も支えあってやってこれた」と、主将の吉田侑平くん(3年)。「自分たちだけでなく、コーチ、陰で支えてくれた両親、ユニフォームを着ていない仲間。渕江中という団体で獲れた3位。大会から帰っても、胸張って過ごせた」。試合前、OBたちが毎日訪れ、球拾いやアドバイス。合宿には、全日本の高橋賢選手が来たことも。
 全国大会初戦は、慣れない体育館の大きさに飲まれて、普段の動きが出来なかった。決勝トーナメント1回戦は、優勝候補の日見中(長崎)と対戦。次の2・3戦目は連続試合で、暑さの中、フラフラになりながら戦った。4試合とも「最後の20点を過ぎてから、みんなの気持ちで」(吉田くん)、大逆転の末、2―0で勝利した。
 「長所は全力感。行進も返事も全力」と日笠監督。吉田くんは、「バレーを通して、礼儀正しさ、明るさなど、人として大切なことを学べた。後輩たちに教えていきたい」。引き継がれた夢が、さらに羽ばたくのを期待したい。

写真/先輩たちから夢と教えを引き継いで戦った=愛知県岡崎市で