足立朝日

動物愛護週間 9月20日(金)~26日(木) 犬の飼い方教室や講演会開催

掲載:2013年9月5日号
 9月20日(金)~26日(木)は動物愛護週間。今や国内のペットの数は、子どもより多い。
 家族同様にかわいがられている一方で、飼い方によるご近所トラブルなどが増加。また、寿命が延びたことで、病気の心配などもある。
 この機会に、大切なペットについて、改めて考えてみよう。
《犬の飼い方教室》 
 区生活衛生課庶務係によると、苦情や相談が多いのが糞尿や鳴き声についてという。
 そんな問題を減らそうと、足立区では毎年、動物のプロフェッショナルによる飼い方教室を開催している。犬の気持ちを理解し、育てるコツを伝授してもらおう。
①9月21日(土)午後2時~3時半
【場所】帝京科学大学・千住キャンパス本館(千住桜木2‐2‐1/北千住駅からバス「桜木町」下車3分)
【講演】「犬を元気で長生きさせる食餌」
(帝京科学大学教授・大辻一也氏)、「犬のしつけの基本」(同大学特任助手・柳澤綾氏)。モデル犬を使ったデモンストレーションを交えながら学ぶ。定員80人(要申込)
②10月19日(土)午後2時~3時半
【場所】勤労福祉会館(綾瀬プルミエ内/綾瀬駅西口徒歩3分)
【講演】「犬の困った行動」(日本獣医生命科学大学専任講師・入交眞巳氏)、動物行動学の専門家が事例紹介を通して、犬の気持ちについてわかりやすく解説する。定員80人(要申込)
 ①②ともに講演後に「個別相談」あり。午後3時40分~4時40分、東京都獣医師会足立支部の獣医師が個別に相談を受ける。定員12人(要申込)
【申込み方法】区の専用HP内専用フォーム(足立区HP→暮らし→動物・ペット→犬の飼い方教室)、またはTEL3880・5375足立保健所生活衛生課庶務係まで(個別相談の申込みは電話のみ)。
足立成和信金でペット保険スタート
 家族同然のペットだからこそ、病気や怪我はつらい。何とか治してやりたいと思っても、高額の治療費に断念することも。そんな時のために、ペット保険に入るのもひとつの手だ。
 足立成和信用金庫(高杉浩明理事長)が今年4月から、「どうぶつ健保」(アニコム損保)の取り扱いを始めた。区内の信金ではここだけという。
 扱うのは、犬、猫、鳥、うさぎ、フェレット。仕組みは人間の健康保険と同じで、治療費の一部(5割・7割の2タイプ)が保険で支払われる。保険料は動物の種類、犬は大きさや犬種で変わる。
 犬・猫は10歳11カ月まで、鳥・うさぎ・フェレットは7歳11カ月まで加入できる。野良猫やミックス犬も、獣医で推定年齢を調べてもらえばOK。
 「人と同じで、年齢を重ねれば病気が増える。大切な家族のためにできることはないか、と始めました」と営業推進部の石塚誠副課長。保険があることで、終末の判断が違ってくるという。万が一助からなくても、これだけやってあげた、という気持ちがあるとないとの差は大きい。「保険屋さんから聞いた話ですが、それによってペットロス症候群を防げたそうです」
 大切なペットと幸せに暮らすために、習性や気持ちを理解し、無理のない範囲で、できることをしてあげたいものだ。

写真上/ペットは大切な家族の一員
下/ペットの写真入りの「どうぶつ健康保険証」