本木新道のバス通りを1本入った閑静な住宅街に「御嶽神社」がある。ここは、本紙6月号で紹介した本木2丁目にある「中曽根神社」と同じ、武蔵千葉氏ゆかりの神社だ。
祭神は国常立命。永禄4年(1561)の創建で、千葉氏の家臣が信仰していた武州御嶽山を勧請して現在に至る。
中曽根神社と関わりが深いのは、神社がある場所が「中曽根神社」の西側、「小屋丿内出」と呼ばれる家臣団集住地であったと考えられることからもうかがえる。さらに同社は、江戸時代には、近接する武蔵千葉氏の祈願所と言われる寺院「宝寿院」が管理していたこともわかっている。
境内には、木造の本殿・拝殿、神輿庫などのほか、シーソーやベンチもあり地域の憩いの場のひとつになっている。参拝者のために本殿に、神拝詞を掲示している。訪れた際には、これを三唱、二拝二拍手一拝で参拝しよう。
石造物では、嘉永7年(1854)に奉納された手水鉢。本殿脇には、青面金剛の庚申塔がある。その他、平成3年(1991)に足立区の保存樹に指定されたイチョウが2本植えられている。
【交通】「北千住駅西口」から本木新道経由「西新井大師」行きバスで「本木新道」下車徒歩約3分
写真上/住宅街に建つ神社
下/保存樹のイチョウ

中曽根神社と関わりが深いのは、神社がある場所が「中曽根神社」の西側、「小屋丿内出」と呼ばれる家臣団集住地であったと考えられることからもうかがえる。さらに同社は、江戸時代には、近接する武蔵千葉氏の祈願所と言われる寺院「宝寿院」が管理していたこともわかっている。

石造物では、嘉永7年(1854)に奉納された手水鉢。本殿脇には、青面金剛の庚申塔がある。その他、平成3年(1991)に足立区の保存樹に指定されたイチョウが2本植えられている。
【交通】「北千住駅西口」から本木新道経由「西新井大師」行きバスで「本木新道」下車徒歩約3分
写真上/住宅街に建つ神社
下/保存樹のイチョウ