足立朝日

潤徳女子高校で防災訓練 教師が生徒役と先生役

掲載:2013年10月5日号
 潤徳女子高校(木村美和子校長)=千住2丁目=で8月30日(金)、千住消防署員6人の指導のもと、防災訓練を行った。
 毎年、9月1日に全校生徒を対象に行ってきたが、今年は夏休み中に全教員と職員計73人が参加。教員が生徒役と先生役になって体験した。
 想定は、3階の教室で授業中に震度6弱の地震が発生、2階の理科室で火災が起き、煙が上階に上昇しているというもの。「生徒」と「先生」は、周囲に火災発生を知らせ初期消火、119番通報、生徒の適切な避難誘導などを訓練した。
 防火シャッターの作動、消火栓からの放水も行った。119番通報訓練では、「理科室でビーカーが割れて負傷」「生徒が階段から落ちた」など、様々なパターンで実施。消防隊の装備に必要な薬品の種類を聞かれ、戸惑う場面も。
 「いろいろな発見があった」「教師の的確な誘導が素早い避難につながると改めてわかった」などの感想が聞かれた。

写真/教員が生徒役で避難の誘導を体験=潤徳女子高で(千住消防署提供)