足立朝日

千住の魅力が一目でわかる 「大千住マップ」配布中

掲載:2013年11月5日号
 千住は江戸時代には宿場町として栄え、明治・大正・昭和初期には物流と商業の拠点として、更に繁栄した。そのことから、当時千住地域は「大千住」と呼ばれ、森鴎外の「カズイスチカ」にも記述がある。
 郷土博物館では、「大千住展」を開催。町の人々に伝わる資料を中心に、近代千住の歴史と文化を初めて紹介する。
 「横山家」の横山佐吉氏所蔵の狩野素川寿信作「群鶴図屏風」が初公開。金地に鶴の群れが描かれた2双の屏風は見事で、繁栄が伺える。千住四丁目氷川神社の山車、千住仲町氷川神社「四神鉾」の朱雀など、普段見ることのできない貴重な資料も。
◆大千住マップ
 大千住展開催記念として、「大千住マップ」が発行された。10月~12月の千住のイベント情報、千住の歴史や名所を紹介。それらが網羅された地図は、まさしく保存版だ。区役所や宿場町通りの街の駅などで配布中。これを手に、散策に出かけよう。
《大千住展》
【日時】11月6日(水)~1月26日(日)午前9時~午後5時、月曜休
【場所】郷土博物館(大谷田5‐20‐1、JR亀有駅北口から東武バス八潮駅南口行き「足立区郷土博物館」下車)
【入館料】200円(70歳以上無料)
【問合せ】TEL3620・9393郷土博物館
▼パネル展「千住歴史大全」=11月14日(木)まで、東京電機大学ギャラリ―(北千住駅東口)

写真上/表紙は赤門寺のえんま様
下/横山佐吉氏所蔵/狩野素川寿信作「群鶴図屏風」