足立朝日

トピックス

掲載:2013年12月5日号
◆中島根小40周年記念式典・祝賀会行われる
 島根2丁目にある区立中島根小学校(和田常明校長、児童数・510人)が、創立40周年を迎え、11月10日(日)、歴代校長やPTA会長、役員などを招いて記念式典と祝賀会を開いた。
同校は、昭和49年(1974年)4月に梅島第一小より分離独立して開校。以来、芝生の校庭、緑のカーテン、ビオトープの設置など環境教育に力を入れ、またスポーツ教育にも力を入れてきた。
 式典では、地元の芸能・島根ばやしの演奏の後、和田校長が「子ども達が皆素直で、純朴なのは地域のお陰」などと地域を讃えた。近藤区長の挨拶などの後、6年生全員が入場し、「私達は中島根小が大好きです」と呼びかけを行って式典を締めくくった。
◆「有楽町線を足立区へ!」促進住民大会
 11月23日(土・祝)、中川小体育館で、住民約300人が集まって、「地下鉄8号線整備促進大会」が開かれ、地下鉄8号線(有楽町線)の延伸を訴えた。
 有楽町線を、現在の江東区豊洲から亀有を通って、葛西親水水路沿いを北上し、野田市まで延伸する計画で、区内プロジェクトでは最も実現性が高い事業。 
 この大会は、平成10年度から毎年開かれていて今回で14回目。大会には、住民を中心に国会議員、都議、区議、関係する足立区、葛飾区、埼玉県八潮市、千葉県野田市の担当者らが参加して気勢を上げた(写真)。
◆若い世代から糖尿病予防 電大でかむカムランチ
 11月8日(金)の「いい歯の日」にちなんで、北千住駅東口にある東京電機大学千住キャンパスの学食に、「かむカムランチ」が登場した。足立区は糖尿病の1人あたりの医療費・件数が23区最多で、区が糖尿病対策に取り組んでいる。今回の試みは、カップラーメンやパンなどやわらかいもの中心の若者の食生活を改善し、将来の糖尿病のリスクを減らそうというもので、電大と区が協同でメニューを考案した。
 ポイントは、よく噛むことにより食べすぎを防ぐ、先に野菜から食べることで血糖値の急上昇を抑えること。
 この日のかむカムランチは、根菜のキーマカレー(十五穀米)+かむカムサラダ(バーニャカウダ)。カレーには大きめにカットされたレンコン、ニンジン、ゴボウなどがゴロゴロ。「普段はあまり噛むことは意識していない」という1年男子や、おまけの薬用ハミガキ目当てで注文したという3年男子も、「噛まないと食べられない」と、かむカムメニューを堪能。味も好評だった。
 同大では「今後も、学食でいろいろな取り組みをしてみたい」としている。
◆足立ブランド認定企業「プリントアート」
加須市の避難所を慰問 11月13日(水)、西竹の塚1丁目にある足立ブランド認定企業「(有)プリントアート」の島崎勝信社長(69)が、埼玉県加須市にある東日本大震災の避難所「旧騎西高校」を慰問した。同社は偏光板アート製品の製造販売で活躍、今回は同社の巨大な万華鏡などを持参して被災者の人たちに癒しのひとときを楽しんでもらった。
 島崎社長は、ボーイスカウト連盟の知人が同校へ炊き出しに行くと聞いて「まだ、そういう生活をしている人たちがいるんだ」と驚き、自分も何かしたいと今回出向いた。
 訪れた時には年配の人たちを中心に約30人が生活を続けていて、万華鏡を覗き込むと皆一様に「すごーい。ここに居てよかった。ありがとう」と言った声がたくさん聞こえた。しかし、被災者たちは、維持費などの問題で11月いっぱいで同校を出ていかなければならず、「これから先が不安」と口々に語った。「これからも出来ることがあればやっていきたい」と島崎社長は力強く語る。