足立朝日

足立学園の筒川くん 手帳甲子園で優秀賞

掲載:2014年1月5日号
 足立学園中学3年の筒川巧也くんが、㈱能率手帳プランナーズ主催の「第2回手帳甲子園」個人部門で、優秀賞を受賞した。
 手帳甲子園は中高生向けのスケジュール管理の手帳「能率手帳スコラ」を活用している全国約700校を対象に、工夫を凝らした手帳活用の取り組みを表彰するもの。
 学校を表彰する取り組み部門と、手帳活用術を表彰する個人部門があり、個人部門343人の応募の中から、最優秀賞1人、優秀賞3人、特別賞1人が選ばれた。
 スコラの特徴は、1日の細かなスケジュールだけでなく、1週間の目標や反省点など、学生ならではの時間管理がしやすいこと。独自の工夫次第で、活用の幅が広がる利点も。
 筒川くんの手帳は、テレビやゲームなどの遊びの時間を記入した学習効率を高める工夫が評価された。忘れ物が増え成績も落ちたことから、遊びと学習の比率を記入することを思いついたという。結果、自由時間が多かったことに気づいたそうだ。
 12月14日(土)に原宿クエストホールで行われた表彰式で、八尋英司社長から賞状を手渡され、「手帳は必需品。活用して頑張っていきたい」と堂々と挨拶した。
足立学園では今年から3学年にスコラを導入し、自己管理を指導。また大学進学に向けては、受験指導の他に、学習時間の調査や早期に目標を持たせ、実績を上げている。
 近年は国公立や難関私立大学を目指す生徒が増加。現役大学進学率76%の25年度は、国公立に北海道大、東京外語大、筑波大、千葉大など計22人。私立は早稲田大17人、慶応義塾大2人、上智大9人、東京理科大17人など、難関私立大学に103人が合格している。

写真/緊張しながらも笑顔の筒川くん=原宿クエストホールで