足立朝日

竹ノ塚駅周辺地域 区が地区まちづくり計画案発表

掲載:2014年1月5日号
 東武鉄道の立体化事業が始まっている竹ノ塚駅周辺地区のまちづくり計画案が、先ごろ発表された。基本目標は「にぎわいのある、安心・安全なまち」。
 平成20年12月に地区まちづくり構想地域に策定されたのは、東西は補助第100号(尾竹橋通り)~補助第255号線(竹の塚センター通り)、南北は補助第260号線(栗六通り)~補助第262号線の約100ha(㌶)。
 今回、まちづくり計画案が出されたのは、そのうちの鉄道高架化や関連する都市計画事業の都市基盤整備が集中的に行われる中央ブロック約42 haについて。竹ノ塚駅、赤山街道、竹の塚けやき大通り、カリンの並木道などを含む駅周辺エリアだ。
 具体的には鉄道東西にわたる商業空間の形成、建物不燃化の促進、生活支援施設等の誘導など。
 道づくりは、鉄道高架化により踏切がなくなることから、西口駅前広場および街路の整備、東口駅前広場の拡張、補助261号線の整備に加え、駅西口から赤山街道への歩行者の動線の確保など。
 防災面では、災害時の延焼を防ぐ防火帯(幹線道路沿い)の機能向上、倒壊の恐れのあるブロック塀の生垣化、緊急車両の通行のための細街路の改善などがある。
 地域と協働で地区まちづくり計画を策定後、建物立替ルールなどを定めた地区計画等の都市計画決定を行い、平成27年には民間開発や立替の促進をしていく予定。