足立朝日

新たな3年に向けて 民生・児童委員委嘱状伝達式

掲載:2014年1月5日号
 民生委員・児童委員委嘱状伝達式が12月12日(木)、西新井文化ホールで行われた。民・児委員は、地域の推薦準備委員によって推薦を受けた区民が、厚生労働大臣の委嘱によって活動している。期間は3年で、今年は新任88人、再任453人、計541人が任命。各合同会長に、区長から委嘱状が伝達された。
 足立区では生活保護受給者数が増え続けており、民生委員のサポートが欠かせない。独居高齢者の見守りや声かけなどのきめ細かな活動、活動日誌の徹底など、都内でも評価の声が高い。
 区長は挨拶で、「足立区の民生・児童委員の量・質はともに東京一、日本一と言っても過言ではない。足立区の発展の陰には、民生・児童委員の下支えがあるからこそ」と労い、福祉事務所の体制の組み換えなど、バックアップを約束。
 推薦会会長でもある馬場信男議長は、「民生委員の生の声を議会にぶつけて問題解決の力になって欲しい」と、期待を寄せた。
 民・児委員を代表して、新たに足立区民生・児童委員協議会会長に就任した宮﨑十三氏が挨拶。「委嘱状伝達式のこの日を元旦と思って、過去3年を振り返り、節目をつける日。力を合わせて区民、困っている人の力になっていきたい」と決意を新たにした。
 また、12月に同協議会会長を退任し、特別顧問となった中田貢弘氏に、4期12年にわたる会長職をねぎらう感謝状が、区長から贈られた。