足立朝日

西川きよし芸能生活50周年記念公演 『コメディ水戸黄門』 シアター1010で

掲載:2014年2月5日号
 芸能生活50周年を迎える西川きよしが、17日間に及ぶ『コメディ水戸黄門』大阪公演を大成功に収め、さらに東京・名古屋の追加公演に挑む。東京公演は、シアター1010が会場となる。
 それに先駆けて1月16日(木)、吉本興業東京本部で発表会見を実施。西川きよし(水戸黄門)始め坂田利夫(旅籠の主人・三津五郎)、宮本大誠(助さん)、西村仁(格さん)、特別出演の森昌子(栗山千代)がアドリブ三昧であった大阪公演でのエピソードを披露。「毎回、新しいセリフが生まれるので緊張感溢れる毎日」と言う宮本・西村に、司会の石田靖が「新しいセリフと言うより、西川さんがセリフを忘れんのとちゃいますか?」と向けると、「忘れんのは坂田や。突然2ページから9ページに行ったりするんやもん」と西川。坂田もすかさず「はよ終わったって喜んどったやないか。あんたはよう名前を忘れたなぁ。助さんを『格さん、格さん』と呼んで」とマスコミの大爆笑を誘った。宮本・西村に、西川は「あんたらは皆のセーフティーネットや。うちらがセリフを飛ばしたり忘れても、二人が元に戻してくれる」とさすがの気遣い。
 「デビュー当時から西川さんに可愛がって頂いている」という森が、「毎回ステージが新鮮で、初回から最終回まで全部が違っていたので、こういうことがありでいいんだと勉強になりました!」とさらに笑いを誘うと、西川は「結局、森さんが一番笑いを取っていた。うちらは一体何やねん」。発表会見には、お笑い女性芸人の友近と、名古屋公演に出演するプリンセス天功、さらに茨城県イメージキャラクターのハッスル黄門も応援に駆けつけ、場を盛り上げた。
 東京公演では、コメディの後に第2部として森の華麗な歌謡ショーを楽しめる。「『先生』を歌う時に、皆さん後ろに出てきてくださったら」と森。一応は遠慮した西川・坂田だが、いざ本番では何が起こるかわからない。本場・大阪の喜劇人と、森らの楽しい駆け引きが心待ちされる。西川は「テレビで40年も続いた作品を、芸能生活50周年の節目に舞台でやらせて頂けることに感謝。皆様お誘い合わせの上、ぜひお越しください」。
【日時】2月21日(金)14時、22日(土)11時・16時、23日(日)、24日(月)14時【場所】シアター1010【料金】8500円、足立区在住・在勤7900円、フレンズ会員7650円【チケット】TEL5244・1011。

写真/左から宮本大誠、森昌子、西川きよし、西村仁