足立朝日

3月8日(土)ギャラクシティ西新井文化ホール 合唱組曲「五色桜」 初演コンサート

掲載:2014年3月5日号
 「桜は私にとって特別な花」と語る田口芳子・足立区合唱連盟理事長がプロデュースした混声合唱組曲「五色桜」。その初演コンサートが、3月8日(土)、ギャラクシティ西新井文化ホールで開催される。公益信託あだちまちづくりトラスト助成を受け、田口さんの旧知で、童謡「サッちゃん」や「犬のおまわりさん」で有名な作曲家・大中恩さん(89)が、渾身の作曲をし、当日自ら指揮棒を振る五色桜賛歌が、この日西新井にこだまする――。
 合唱するのは、公募で集まった140人の区民。初演コンサートの成功を目指し、昨年12月から毎週月曜と木曜の夜、島根小学校の音楽室で猛練習に励んだ。指導したのは、田口さんと盟友の区合唱連盟副理事長の近藤直子さんの2人。
 田口さんは、おととし、日米桜交流100周年記念事業として、これも公募の区民合唱団を率い「足立の五色桜物語」という別の曲を持って、実行委員長として、アメリカ・ニューヨークのカーネギーホール公演を実現させた人。今回は特別な思いを持って、曲作りから参画し、混声合唱組曲を作った。前回に続きNPO法人「五色桜の会」(大久保美智子代表)との共同作業。「足立の宝・五色桜を世界と後世に伝えたい!」という想いで共鳴した仲だ。
 作詞は、足立区生まれの五色桜を愛する櫻木みずきさん。作曲を、大中さんに頼んだところ「田口さんの頼みなら」と快く引き受けてくれた。
 曲は6部構成で、「江戸の大名屋敷に生まれし桜……」で始まる1部「五色桜の誕生」、2部「その人は言いました―尾崎行雄の願い―」、3部「ポトマック河畔の桜よ永久に」、4部「花水木」、5部「春はめぐりて」と続き、ラストの6部「地球は球い一つの星―未来へ永遠に―」のクライマックスへ。指揮が大中恩氏、ピアノは上野学園大短大部教授のピアニスト・藤井孝子さん。ソプラノ歌手の田口さん自らが、思いを込めて高らかに独唱する3部は圧巻だ。
 当日は、午後1時半開場、2時開演。入場料2000円。
【問合せ】TEL080・3487・3254コンサート実行委員会