足立朝日

合言葉は「美しいまちは安全なまち」 ビュー坊の着ぐるみ 全5体完成

掲載:2014年5月5日号
 子どもたちや女性に大人気の足立区のゆるキャラ「ビュー坊」。その着ぐるみが、ついに5体揃った。
 ビュー坊は、足立区が独自に展開するビューティフル・ウィンドウズ運動推進のキャラクター。この運動は、NY市長の提唱した割れ窓理論(割れた窓を放置すると犯罪を誘発する)をもとに、「美しいまち」が「安全なまち」を作るとして平成20年度に始まった。放置自転車や歩行喫煙を禁止し、花と緑を増やすなどの活動で、刑法犯認知件数は、昨年は8241件とピーク時の半分に減った。
 イラストのデザインは、NPO法人千住芸術村の加賀山耕一代表のコーディネイトにより、東京芸術大学の女子学生2人が共同制作したもの。5体のイラストが様々な場面で活躍している。
 2011年12月、「運動に役立ててほしい」という区民の寄付金でピンク色の着ぐるみが初登場し、昨年10月には区内に支社を置く総合廃棄物処理業の㈱要興業(本社=豊島区)の寄贈で黄色と青色が追加。そして4月2日(水)、足立成和信用金庫(髙杉浩明理事長)からオレンジ色と緑色が寄贈され、全5体が揃った。
 ビュー坊たちは早速、翌日の災害用電子看板と定点カメラの運用開始式(右に記事)で初仕事。式典後は集まった人々の写真撮影に応じ、華やかなデビューを飾った。 

写真/5体揃うと戦隊ヒーローみたい!?=北千住駅西口で