足立朝日

文武両道の足立学園 東大合格者など進学多数 柔道部は全国で活躍

掲載:2014年5月5日号
 足立学園高等学校(千住旭町40‐24/寺内幹雄校長)の柔道部(顧問=徳原勉教諭、金子仁教諭)が、今年も全国大会で活躍している。
 3月20日(木)の第36回全国高等学校柔道選手権大会(日本武道館)では、藤阪泰恒くん(当時2年)が、5位の好成績を収めた。
 インターハイが1~3年生の7階級なのに対し、同大会は1~2年生の5階級で、東京都からは都大会優勝者が出場できる。
 藤阪くんは5歳から柔道を始め、強豪の同高校を選んで入学。2年目で初の全国大会出場となった。「優勝するつもりだったので、悔しい。練習不足だった」と振り返り、「夏にインターハイに出て、優勝を狙いたい」と意欲を燃やす。得意技は大外刈。
 4月13日(日)の平成26年度全日本カデ柔道体重別選手権大会(なみはやドーム)には、同校から3人が出場。同大会は全日本柔道連盟協会委員会から選抜された15~17歳の各階級8人が出場資格を持つもので、全国トップレベルが競う。
 55㎏級の樋口祐大くん(2年)は全国初優勝。一本背負いで勝利を決めた。「うれしかった。優勝目指して頑張ってきた成果。技が決まったのが良かった」。柔道は6歳から。「全日本ジュニアで優勝できるよう、頑張りたい」
 66㎏級の上江一平君(1年)は2位。優勝は逃したが、準決勝で中学時代に全国大会で敗れた相手に、一本勝ちした。「上出来。これからは、全部1位になれるように頑張りたい」。得意技は背負い投げ。
 90㎏級の佐々木卓摩くん(1年)は無念の敗退。「今ある力を全部出し切って頑張ったけど、出しきれなかった」。3年生でのインターハイ優勝が目標だ。
 4人とも、6年後の東京五輪を目指す。
 スポーツでの活躍が目覚しい足立学園だが、学問でも優秀な生徒が多い。今年は東京大学(2)、青山学院(7)、学習院(19)、慶応義塾(3)。上智(3)、東京理科(14)、法政(51)、早稲田(11)、明治(27)、立教(20)、など有名大学合格者を多数輩出。これからも、文武両道の活躍を期待したい。

写真上/(左から)カデ大会に出場した佐々木くん、上江くん、樋口くん=足立学園柔道場で
下/2年目で頭角を現した藤阪くん