足立朝日

ボクシング・鈴木稔弘選手 世界ユースで日本人初のメダル

掲載:2014年6月5日号
 竹の塚ワールドボクシングジム所属の鈴木稔弘選手(南花畑在住・駿台学園高校3年)が、4月10日(木)~25日(金)にブルガリア・ソフィアで開かれた世界ユース選手権大会で、見事銅メダルを獲得した。
 国際ボクシング協会(AIBA)が主催する18歳以下のアマチュアボクシング大会で、鈴木選手はライトウェルター級で出場。ユース大会での日本人のメダル獲得は初の快挙。
 外国人選手の戦い方は日本人と違って距離が遠く、やりにくかったという。「距離を取ったら負けると思って、先手先手で行った」と鈴木選手。「接近戦が得意なので、ボディを効かせてプレッシャーをかけていった」。サウスポーの相手が得意なのも利点だ。
 ボクシングを始めたのは、ボクシング好きの父辰雄さんの影響。小学4年の時に一緒に始めた1歳上の兄・雅弘さん(18)も高校2年で全国1位となった。兄弟揃っての活躍が頼もしい。
 8月に中国・南京で開催される国際オリンピック委員会主催のユースオリンピック(14~18歳)出場権も獲得。直前にはインターハイもありハードスケジュールが待ち受ける。
 5月20日(火)、父・辰雄さん、母・友紀さんと共に、区長を表敬訪問。スポーツ振興課からの記念の盾を区長から授与され、激励を受けた。
 「インターハイと国体で優勝して、オリンピックのメダルが獲れるように頑張りたい」と鈴木選手。プロの道も視野に入れ、駿台ボクシング部とジムの両方で、日々、研鑽を積んでいる。

写真/近藤区長から記念の盾を授与された=区役所で