足立朝日

足立学園バスケ部 初の都大会3位 小柄なチームが大健闘

掲載:2014年6月5日号
 足立学園高校バスケ部が4月29日(火・祝)~5月5日(月・祝)の東京都春季大会兼関東大会東京都予選で、都3位に輝いた。
 同校の都ベスト4は初の快挙。これまでは下位のBリーグだったが、5月31日(土)~6月1日(日)の関東大会に念願の上位のAリーグでの出場となった。
 並みいる2m級のチームの中で、平均身長約175㎝と都内で一番小柄ながら、昨年度の全国優勝校・京北、全国ベスト8の國學院大久我山などの強豪校を破ったことも大きい。
 キャプテンの山口裕朗くん(3年)は、「昨年は部員が20人で応援団がいなかった。今年は26人入って、会場も一体となって応援してくれたのが力になった」と話す。
 一番、手ごたえを感じたのは対久我山戦。「相手を意識した練習の成果が出せたのが、すごくうれしかった」。190㎝の選手を相手に、ガード陣がインサイドのこぼれ球を徹底的に取りに行く戦法が効を奏した。小さいチームならではの足の速さも生きた。
 レギュラーは全て区内中学校出身で、小学校時代から知っているメンバーも多い。気心が知れている分遠慮が無くケンカも多いが、何でも言い合えるという。
 目標は都で優勝してインターハイ出場。「先輩方、応援してくれる保護者の方、先生方にしっかりと感謝を言える足立学園バスケ部になっていきたい」と山口キャプテン。
 成長するバスケ部を応援しよう。
〈レギュラー〉
山口裕朗(第九)、塚田涼斗(同)、中野泰輔(伊興)、伊東竜樹(青葉)、加藤威(第十二)、阪本直輝(第九)、和田直大(足立学園)、田邊周平(2年・同)、佐藤航大(2年・第四)
( )内は出身中学、2年以外は全て3年生
▼顧問=八木一徳、足立卓也、西巻洋太

写真/大会を終えて喜びの部員たち=都大会で