足立朝日

Vol.143ブロードリーフミュージカル『葉っぱのフレディ/いのちの旅』

掲載:2014年7月5日号
巡る「いのち」伝え続けて15年

 「いのち」のメッセージを伝え続けて15年、102歳の現役医師・日野原重明(聖路加国際病院メディカルセンター理事長、同病院名誉院長)企画・原案のブロードリーフミュージカル『葉っぱのフレディ/いのちの旅』が、シアター1010で上演される。
 舞台に立つのは、毎回厳しいオーディションを通過した子役たち。今回は、主役のフレディを畑すみれ(写真左/春組/大阪市出身、10歳。主な舞台歴ミュージカル『アニー』2011年モリー役、2013年ケイト役)と、前田優奈(写真右/夏組/千葉県出身、9歳、主な芸歴CM出演や児童劇団などの舞台出演)が演じる。オーディションに臨むにあたり、畑は「フレディの大切な『いのち』という言葉が入っている台詞をたくさん練習。ダンスが得意ではないので、何度も復習しました」。前田は「フレディが歌う歌をたくさん練習し、台詞の大切な言葉をチェックして研究。フレディにどうしても出たくて、自分に厳しく練習しました」。
 フレディ役にかける思いについて、畑は「責任感を持って、お客様に『いのち』のメッセージを伝えたい。15周年のフレディに傷をつけないように頑張りたい」。前田は「オーディションで一緒だった人たちの分も頑張って、選ばれた人は凄いなと思ってもらえるとうれしい。受かった時の気持ちを忘れずに舞台に立ち、お客様に感動してもらいたい」。
 同作品で、老医師ルークを演じてきた宝田明は語る。「老医師は若くして医者となり、死を目前にした多くの患者をみて来た。延命の為の注射や投薬を続けて来たが、医者として人間として如何にその患者に接するか、その言葉が見つからぬまま長い時を経て来た。ある時、彼は森の中で生い茂った葉っぱたちから、たかが1年の短い命の葉っぱたちから、生きるヒントを教わったのだ。果たしてその教えとは? 劇場にお運びくださり、あなた自身の目と耳で掴み取ってください。お待ちしております」
【日時】8月1日(金)14時(春組)・18時半(夏組)、2日(土)13時(夏組)・17時(春組)3日(日)13時(春組)・17時(夏組)【料金】5500円(子ども4500円)【チケット】TEL5244・1011。