足立朝日

漫才新人大賞にたけし出現! 優勝の「母心」にトロフィー授与

掲載:2014年8月5日号
 平成26年漫才新人大賞を決定する決勝戦が7月22日、国立演芸場で行われた。司会は「ナイツ」。出場コンビは、この4月の天空寄席スペシャル(漫才協会内予選)で選抜された「母心」「けいいちけいじ」「新宿カウボーイ」「流離!チョコレート球団」「ジョーカー」「カオポイント」と、オープン予選(日暮里サニーホール)を勝ち抜いた「123☆45」「ウエストランド」「ガリベンズ」「三四郎」「100W」「本田兄妹」の12組。
 審査員に澤田隆治氏、佐藤かんじ氏他を迎え、舞台は例年にも増してヒートアップ。今年は各コンビ特にレベルが高く、厳正なる審査の結果、密かに優勝を叫ばれてから3年目にして「母心」が優勝を勝ち取った。
 トロフィー・賞状・賞金10万円贈呈の際には、足立区が生んだ世界の「北野たけし」がサプライズゲストとして突如現れ、会場は騒然! 審査員を務めた「きよし」も登壇し、束の間の「ツービート」となった。北野は「僕たちの時代は関西漫才に押されっぱなし。でも時代が変わって東京漫才は健在!」と若手を激励。「母心」にさりげないアドバイスも。この様子は8月2日深夜、「東京☆漫才COLLECTION 漫才新人大賞~最強のお笑い芸人」(テレビ東京)で放送された。
 優勝した「母心」は、福島出身の7年目コンビ。
ボケの嶋川武秀がカツラと着物でオカンに扮し、ツッコミの関淳を相手にユニークな「歌舞伎漫才」を披露。嶋川は日舞名取で、着物の着付けもこなす異色の存在。「漫才をする時よりも、たけしさん
から賞状を受け取る時のほうが緊張! 二度とないシーンなので、心から誇りに思う。福島での活動を続けつつ、関東の漫才の良さを広げられる芸人としてこれからも頑張っていきたい」と抱負を語った。
 現在ふたりは「母心独演会」を全国で展開中。8月には盛岡と福岡、10月17日(金)には再び東京公演を予定(19時、内幸町ホール、2500円)。天空寄席から生まれた優勝コンビ「母心」。足立区民として応援したい。問合せTEL5447・2215(オフィスまめかな)。

写真上/たけし(右)登場で束の間の「ツービート」復活!
下/喜びの「母心」嶋川(左)と関