足立朝日

オウム真理教 (アレフ) 観察処分継続求め 区内4駅で 署名活動

掲載:2014年10月5日号
 オウム真理教の観察処分が平成27年1月で切れるのを前に、処分継続を求める署名が、9月の毎週土曜日にそれぞれ北千住、竹ノ塚、西新井、綾瀬駅で行われた。
 足立入谷地域オウム真理教(アレフ)対策住民協議会(齋藤洋一会長)が、区内町会・自治会連合会などと協力して、これまでも取り組んできた。
 平成26年度は「無差別大量殺人行為を行った団体の規制に関する法律」の5年ごとの見直し年度であり、同時に3年ごとに行われる観察処分の更新年度でもある。
 地下鉄サリン事件など凶悪な無差別大量殺人事件を引き起こした「オウム」を知らない世代が増え記憶が風化すると共に、新たに入信する若者が増加、また、足立区入谷にあるアレフ(オウム)の拠点では、現在でも教祖・麻原の肖像を飾るなど、脅威は変わらないとの報告がある。
 署名活動を行った人からは、街の人々の関心の薄さを懸念する声が出ている。対策協議会は、監視の目を途絶えさせないために、多くの署名を集め、国と公安調査庁・警察庁に対して観察処分の継続を要請する必要があると呼び掛けている。