足立朝日

チリ・アタカマ市の女子高生 潤徳高校などで交流体験

掲載:2014年12月5日号
 南米チリのアタカマ市から女子高校生2人が来日し、11月12日(水)~29日(土)、足立区を訪れた。
 アタカマ市には、東大天文センターが設置した世界で一番標高が高い「アタカマ天文台」(5640m)がある。足立区は同センターと協定を結び、ギャラクシティでアタカマ天文台からのライブ中継や美しい星空の映像を、世界で唯一投影している。その縁で、2年前にはアタカマ市長が近藤区長を訪問し、交流を約束していた。
 今回訪れたのは、ジャスミンさん(3年)、クラウディアさん(2年)。13日に区長を表敬訪問、17日(月)には潤徳女子高校で交流体験をした。
 書道と琴の体験では、部員たちが緊張しつつも丁寧に2人を指導。午後は吹奏楽部が演奏で歓迎し、ジャスミンさんがアンデスの楽器・チャランゴ(小さいギター)を披露する場面も。最後は和服の着付けを体験。ハクビの横山由美子さん(同校の卒業生)と松永京子さんの手で美しく仕上がった2人は、世界共通語となった「かわいい」を連発。ジャスミンさんは「何枚も着るのでビックリ」と語った。
 2人は他にも東京電機大学と東京未来大学の訪問など、多忙なスケジュールをこなした。

写真/潤徳の生徒たちと記念撮影。ジャスミンさんとクラウディアさん=潤徳女子高校で