足立朝日

追 悼 「千住七福神」の創始者・永見富次さんが逝去

掲載:2014年12月5日号
 粋で人情深く細やかな気配りの出来る誰からも好かれた永見富次さんが、去る11月3日(月)病気のため亡くなった。享年75歳。余りにも早い死であった。
 お祭好きの永見さんは、千住の街の「まちおこし」の一助になればと一念発起、東奔西走し、7寺社の協力を得て、平成5年(1993年)に「千住宿千寿七福神」を立ち上げた。以来、永見さんが事務局となって動き、「千寿七福神」は来年の正月で22回目を迎えるほど発展している。
 永見さんは、4年前に転倒して頚椎を打撲、手術後4カ月入院したが、リハビリで驚異の回復をし、居酒屋「千住の永見」に復帰したが、一昨年9月、長男・永見充さん(42)に後を託し、女将の昭子さんとともに引退した。
 昭子さんは「正月に千寿七福神を歩いていただき、富次をしのんでください」と話した。合掌。

写真/ありし日の永見富次さん