足立朝日

　子どもたちに人気の足立区のキャラクター、ビュー坊。食べてもおいしい、って知っていますか？
　２つのビュー坊商品が昨年10月、Ａ‐フェスタで大々的にデビュー。ビュー坊のデザインをプロデュースするＮＰＯ法人千住芸術村の加賀山耕一代表は、「街のいろいろなお店にオリジナルのビュー坊商品があれば、足立区のお土産になる。もっと広げていきたい」と話している。
●ビュー坊パン
　昨年、足立区ビューティフル・ウィンドウズ運動推進キャラクター「ビュー坊」アイデアコンテストで優勝。製作したのは「ちゃりＤＥぱん ＫＡＰＩＬＩＮＡ」の店主、藤森圭子さんだ。
　カピリナは無添加、無農薬をモットーに、焼きたてパンとクレープを提供しているお店。ガレージのこぢんまりとしたカフェで、もちろんテイクアウトもできる。
　ビュー坊パン（１００円）の中身はカスタード、チョコ、あんこの３種類。圭子さんは「街をきれいにすることで犯罪をなくす」というビューティフル・ウィンドウズ運動に共感。「子どもたちがこのパンを見て、かわいい、と喜んでもらえるのがうれしい。活動をみんなで盛り上げていかなきゃ」
　Ａ‐フェスタの２日間では、徹夜して作った１０００個近くを完売。限定販売した飴細工のビュー坊も、今後イベントなどで作れればとのこと。
●ビュー坊まんじゅう
　和菓子処「ひので家」の新メニューとして誕生。藤森さんの誘いを受けて、店主の毛塚孝さんが開発した。５色のビュー坊は見た目の色だけでなく、味も５種類（各１００円）。中のあんは、こし（茶）、かぼちゃ（黄）、ぶどう（紫）、抹茶（緑）、桜（ピンク）で、素材の色を生かし着色料は不使用。桜あんは桜の葉の塩漬けが混ぜ込まれている。ぶどうも意外にあんと相性がいい。「初のキャラもの。５色あるので楽しんでもらいたい」と毛塚さん。
《店舗情報》
◆ちゃりＤＥぱん ＫＡＰＩＬＩＮＡ＝柳原２‐１‐２（北千住駅東口徒歩５分）、TEL３８７０・９２１２、午前９時～午後６時（売切れまで）、日曜定休
◆ひので家＝千住旭町24‐９（北千住駅東口徒歩３分）、TEL３８８２・６４５５、午前10時～午後７時半、火曜定休

写真上から１／ビュー坊パン
２／アイデアコンテストで優勝した藤森さん
３／ビュー坊まんじゅう
４／ひので家の毛塚店主