足立朝日

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掲載:2015年2月5日号
◆「じんがんなわ」で息災祈る
 大イチョウの木にわらを編んで作った長さ6mのヘビを掲げる――。1月12日(月・祝)、西保木間2丁目にある大乗院で、500年以上続く足立区の文化財「じんがんなわ祭り」の行事が行なわれ、参加したおよそ50人が新年の無病息災を祈った。
 この日は、「じんがんなわ保存会」(須賀稔夫会長)のメンバーに西保木間2丁目町会(国井幹夫会長)の人たちが〝助っ人〟で加わり、ワラの束づくりからスタート。これには、地元の渕江小の児童も参加。
 出来上がった多数のわら束を、芯になる柱に差し込み、ねじり合わせて長さ6mの蛇の胴体を作り、別に作った頭とつなげて完成させた。
 これを大イチョウに掲げ上げ(写真)、約3時間にわたる祭りは終了。
◆250人が、ディナーショーを楽しむ
 綾瀬川以東の11商店街でつくる足立区商連第4ブロック(山屋昭夫ブロック長=六木団地商店街理事長)が主催する恒例の「お客様感謝の夕べ」が1月25日(日)、綾瀬駅前にある東京マリアージュで開かれ、歳末セールや12月13日(土)に行なわれた「商店街防災フェア」などでチケットが当たった250人が、食べて、飲んで、演芸を楽しんだ。
 出演したのは、抜群の歌唱力で故美空ひばり、都はるみらをモノマネして笑わせる都ひばり(写真)と「バッタもんですいません」とハイテンションで言いながら沢田研二、西城秀樹、故立川談志らのモノマネで笑わせるサイダー研二の2人。爆笑につぐ爆笑で会場は大興奮。
 その後、全員に高級チョコが当たる抽選会が行なわれ、盛り上がった。
◆西新井大師で文化財防火デーの消防演習を実施
 西新井消防署(安藤智署長)では、1月26日(月)、「文化財防火デー」に伴う消防演習を実施した。
大師本堂から火が出てけが人が多数発生したとの想定。まず、大師の自衛消防隊が屋内消火栓により初期消火を実施。続いて門前自衛消防隊が文化財等の持ち出しを行い、災害時支援ボランティア110人がけが人の応急救護に当たった。
 境内には参拝客をはじめ、近隣の幼稚園・保育園からも多数の園児が見学に訪れ、多くの人が熱心に演習に見入っていた。一斉放水が実施されると「消防車の水ってすごい! カッコイイ!」と園児から大歓声が上がった。