足立朝日

忍力車・喜楽忍者 京都まで600km踏破!

掲載:2015年3月5日号
 2月22日はニンニンニンの「忍者の日」!
 「それを全国にPRするために、東京から京都までの600kmを人力車ならぬ忍力車で走る!」という厳命を忍者京都迷宮殿から受け、西新井の俥屋・喜楽こと川原辰也さんが、忍者姿で東京を経ってから29日目。まさしく「忍者の日」に喜楽忍者を迎えるため、全国の忍者、観光客、マスコミなどが迷宮殿前にスタンバイ。皆の注目を浴びて、喜楽忍者は最後の10mを、一歩一歩踏みしめるように到着! 大きな拍手と、梯子・剣舞パフォーマンス、声楽家による大迫力の歌で迎えられた。
 600km踏破の勲章というべき日焼けした顔、引き締まった体躯に変身した喜楽忍者は、挨拶の言葉も涙で途切れがち。「苦しい道中で『引き返したい!』と思うことも度々。でも、気さくに声をかけてくださったり、差し入れをして下さったり、自宅に泊めて下さったりなど沢山の方々の優しさに触れて、今日まで頑張れました!」と感慨深げ。出発時に片目を入れた必勝祈願のダルマに両目を入れ、達成感溢れる笑顔を見せた。なお、同日放送の民放「笑点」でも、喜楽忍者の力走を応援するために、メンバー一同忍者姿で「忍者の日のお題」に取り組んだ。
 名古屋では、足立区の「あべや」の金三郎・銀三郎兄弟が出現! パワフルな津軽三味線での応援に、喜楽忍者は号泣。さらに道中、将来「忍者希望」の3歳の女児が両親に連れられて、喜楽忍者に会いに来たことも。女児に抱きつかれて、疲れを一気に吹き飛ばした。様々な巡り会いを振り返りながら、喜楽忍者は3月中旬に「男児の父親になる」ことを告白。妻の身を案じながら力走し、任務を終了して、一人の良き家庭人「川原辰也」に戻った瞬間だった。
 得意な英語を活かして、「今後、ニューヨークを走りたい」と夢を抱き、今日もまた西新井周辺を人力車で駆け巡っている。ぜひ声援を!

写真/全国の忍者が参集(前列中央が川原忍者)