足立朝日

足立区が「ふるさとづくり大賞」受賞 「おいしい給食」の取り組みが評価

掲載:2015年3月5日号
 足立区が平成26年度「ふるさとづくり大賞」で「地方自治体表彰(総務大臣賞)」を受賞した。「おいしい給食」の取り組みが評価されたもの。
 足立区の給食は各校で全て食材から調理しているが、残菜量に大きなばらつきがあったことから、平成20年1月に「おいしい給食推進委員会」を発足。学識経験者、区医師会、栄養士、調理事業者、学校長、保護者などをメンバーに、区全体で子どもたちが進んで食べる環境づくりに取り組み成果を上げている。
 評価された点は、①栄養とおいしさの工夫により残菜量を軽減し、食文化等を結びつけた総合教育を地域をあげて取り組んでいる②東京育ちの子どもたちに、「食」を通じて生産地、食材の環境、食文化等の教育を総合的に取り組み、各地の良い範例となっている③給食の残菜量を「見える化」することで学校ごとの取り組みを促し、半減させるなど具体的な成果を上げている、の3つ。
 今年度のふるさとづくり大賞は、全国26団体、5名が受賞。地方自治大賞は、足立区のほかに兵庫県朝来市が受賞した。
 表彰式は1月31日(土)、宇都宮で開催され、ユーストリームでインターネット生中継された。