足立朝日

環境教育プログラム・キッズISO 区内の小6 5人が特別賞

掲載:2015年4月5日号
 足立区の小学6年生5人が、環境教育プログラム・キッズISO14000初級編で特別賞を受賞した。
 初級編は11歳以上を対象に、児童が各家庭でCO2削減などの具体的な計画と目標数値達成などに1カ月間取り組み、報告をまとめて理論的に考える力を伸ばすプログラム。一定基準を満たすと国際芸術技術協力機構(ArTech)の国際委員会から国際認定証が授与される。
 足立区では毎年、多くの児童が夏休みを利用して家族の協力を得ながら、節電、節水、ゴミの軽減などに取り組んでおり、26年度は666人が参加。
 3月10日(火)、特別賞受賞者のうち3人が保護者とともに区長を訪問し、受賞を報告した。
 「苦労したけど楽しくできた」という山下茅夏さんは電気をこまめに消し、買い物はメモを持参してムダ買いをなくすなどした。「楽しくできた」という田口瞳さんは、母がキャベツの芯までおいしく食べられるよう工夫した料理を残さず食べることで、生ごみを減らし好き嫌いも減ったと報告。落合彩羽さんは節電のためにホウキを利用、エコバッグを玄関や自転車のカゴに置いて必ず持参するように心がけ、「地球のためにエコ活動が出来てよかった」と話した。
【受賞者】▼環境大臣賞=松崎塔子(梅二)▼東京都知事賞=李明易(新田)▼省エネルギーセンター会長賞=山下茅夏(皿沼)▼アジレント・テクノロジー賞=落合彩羽(弥生)▼富士ゼロックス賞=田口瞳(中島根)

写真/前列左から落合さん、山下さん、工藤環境部長、区長、青木教育長、田口さん=区役所で