足立朝日

竹ノ塚駅周辺地区の地区計画素案を住民に説明 鉄道高架化機に進めるまちづくり

掲載:2015年4月5日号
 東武伊勢崎線の鉄道高架化が進められている竹ノ塚駅周辺地区のまちづくりについての説明会が、3月18日(水)夜、竹の塚地域学習センター4階ホールで開かれた。
 駅前広場、都市計画道路の整備に合わせて、竹ノ塚駅を中心とした約42ヘクタールの地区を対象としたもの。平成26年3月に策定した「竹ノ塚駅周辺地区(中央ブロック)地区まちづくり計画」に基づいて、「にぎわいのある安全・安心なまち」を目標に、建物の建て方や土地の使い方などの地区計画の素案を区が作成した。地区を駅前、幹線道路沿道、にぎわい誘導、住宅地など6つに区分。現在は踏切で分断されている東西の回遊性を促進することによるにぎわいの創出、建て替え時のセットバックによる防災性の向上などが盛り込まれている。
 説明後、参加者から高架下ができることによる治安への不安を問う声や、駅名を地名と同じ「竹の塚」に統一して欲しいなどの要望が出された。また、同ホールを拠点に区民参加の「竹の塚劇団」の活動をしている山下芳子さんが、ソフト面としての文化の重要性を訴えるなど、活発な意見や質問が出された。
 今後のスケジュールは、都市計画法に基づく地区計画原案説明会(7月上旬)、地区計画原案の縦覧および意見書の提出期間(同上旬~下旬)、地区計画案の縦覧および意見書の提出期間(9月上旬~10月上旬)、足立区都市計画審議会(10月中旬)、都市計画決定(12月)の予定となっている。

写真/区の担当者が素案を説明=竹の塚地域学習センターで