足立朝日

トピックス

掲載:2015年4月5日号
◆東京仏壇展示コンクール/梅田在住の置栖忠明さん3部門受賞
 3月12日(木)、「第54回東京仏壇展示コンクール」の表彰式が、足立区勤労福祉会館で行われた。区内からは、足立区伝統工芸振興会会員3名が入賞。特に梅田1丁目在住の置栖忠明さん(70)は、「東京都産業労働局賞」「足立区長賞」「東京宗教用具商業共同組合理事長賞」の3部門受賞という快挙を成し遂げた。このコンクールは、同組合に加入する組合員が技術公開と販路拡大を目的に新作を発表する場として開催されている。今回は約50点の中から10点が入賞した。置栖さんは「地道な積み重ねで修得した技術が評価されて嬉しく思います。今後もお客さんのニーズに応えて良い作品を作っていきたいと思います」と喜びを語った。置栖さんのほか、足立区会員として市塚重男さん(扇1丁目)が台東区長賞を、織田清春さん(町屋5丁目)が足立区長賞を受賞した。東京仏壇製品は、6月20日(土)~21日(日)に東京芸術センター天空劇場で開催される「第23回足立区伝統工芸品展」で展示され、購入することができる。
◆3・11を教訓に地震から身を守るシェイクアウト訓練
 東日本大震災から4年目となる3月11日(水)、足立区役所、区内小中高校などで一斉にシェイクアウト訓練が行われた。身の安全を守る行動力の向上と、防災対策を改めて考え直す機会として実施。弥生小学校(巻島正之校長)では、午前9時半、校内放送と同時に全校児童576人が1分間、机の下に潜った。震災時に2年生だった子どもたちは、当時の行動を「掃除で机が全部後ろだったので、床に伏せた」「学校を休んで家にいたので、家族とテーブルの下に潜った。近くの友だちと集まって、怖いね、と話をした」と話す。シェイクアウト訓練については、「次に起こった時に素早く動くための訓練なので、しっかりやらないと、と思った」と感想。日常生活では、棚の上に物を置かないようにするなど、防災意識の高さが窺えた。どこにいても常に「今地震が起こったら」を想像し、頭の中でシュミレーションすることが、いざという時とっさに身を守る行動に繋がる。日々、「もしも」を心がけたい。
◆東京江北ロータリークラブ・創立55周年記念例会
 東京江北ロータリークラブ(原田寛会長)の創立55周年記念例会(石鍋元章実行委員長)が、3月12日(木)、上野精養軒で開かれた。東京江北RCは、潤徳女子高校でのインターアクト(社会奉仕クラブ)や、昨年9月には55周年記念として区役所にAEDを寄贈するなど、区内で数々の奉仕活動を継続。また、東日本大震災で親を亡くした大学生を支援する「希望の風奨学金」の活動を行っている。例会前には記念卓話があり、静岡県立大学特任教授で軍事アナリストの小川和久氏が「日本人に国を守れるのか」をテーマに講演した。記念例会は会員56人中54人の出席により開会し、原田会長が活動報告と今後の支援を呼びかけて挨拶。また来賓の近藤区長が祝辞で、日頃の協力への感謝を述べた。その後の祝賀会では、全員が輪になって踊るなどパフォーマンスもあり、和気あいあいと親交を深めた。