足立朝日

区初の大学病院誘致 東京女子医大東センター 江北エリアに移転計画

掲載:2015年5月5日号
 東京女子医科大学東医療センター(荒川区西尾久)が足立区に移転する計画が発表され、4月28日(火)、足立区と学校法人東京女子医科大学(新宿区)の間で「東京女子医科大学東医療センター移転に関する覚書」が取り交わされた。
 荒川区内は適地がなく断念、足立区が誘致を進めていた。同病院は東京北東部の中核病院、救急医療センターなどの役割を担っており、既存の施設は土地約1万3500㎡、建物延べ床約2万8000㎡で、ベッド数495床。移転後は同等かそれ以上の規模となる。
 用地は平成29年度をめどに区が確保し、定期借地契約により貸付する。移転予定地は江北エリアデザイン検討地域内で、日・舎ライナーの江北駅が最寄駅となる。候補地は統廃合対象校の上沼田中、江北中、高野小、江北小、再編を進めている都営住宅の跡地など。
 今後、協議調整を進め、28年度内に詳細を示した建設・運営等に関する覚書を取り交わす予定。

写真/○が移転候補エリア=4月28日の会見で