足立朝日

密集地区に3カ所目の 掃部宿憩いのプチテラス開園

掲載:2015年5月5日号
 消防車が入れない住宅密集地の千住仲町地区の防災性を高めようと、同地区3番目の防災プチテラスが完成し、4月19日(日)、地元住民が多数参加して開園式が行われた。
 オープンしたのは千住仲町7‐8の旧日光街道沿いで、広さ約110㎡ある「掃部宿憩いのプチテラス」。
 元自転車店があった土地を区が買収、昨年11月から整備を進めていた。
 開園式は、千住仲町まちづくり協議会(渋谷良治会長)の主催で開かれ、近藤区長、せぬま区議会議長ら来賓も多数参加。渋谷会長は「防災の場所がまた一つ増えた。土地を提供してくれた方の恩に報いたい」と挨拶、近藤区長は「住宅密集地区の手本としたいプチテラスだ」と語った。
 この場所が、江戸時代から続く歴史の晴れ舞台であったことから、昔の千住仲町の写真が飾られ、足立史談会の相川謹之助さんらがその歴史を説明。工事中に見つかった地境石が紹介される場面もあった。
 式の後は、地元住民が参加して防災講座が行われた。

写真上/開園式の様子
下/出土した珍しい地境石(中央)を説明する相川さん