3月22日(日)の「2015板橋Cityマラソン」で、出場者最高齢の小沢正剛さん(82)が、見事完走した。70歳以上の部86位。タイムは4時間59分59秒を出した。
小沢さんは荒川区在住だが、足立区のランナーグループ「足立カメーズ」の一員。走り始めたのは50歳からで、荒川河川敷で知り合った仲間たちと「カメーズ」を立ち上げた大野正子会長(74)に誘われて大会に初めて出場。予想外の好タイムで、競争の面白さ、仲間と走る楽しさを知り、大会の常連になった。
2年前にギランバレー症候群を患い、一時は社会復帰を諦めたが、2カ月半のリハビリで快復。「マラソンをやってたおかげで快復が早かった」。昨年から10㎞の練習を始め、「ラストラン。お土産だと思って」今回の参加を決めた。フルマラソンは10年ぶり。「1人は心配だから見守り隊を作った」と大野さん。この日のために作ったオレンジ色のおそろいのTシャツで、メンバー有志が小沢さんを囲んで伴走。「タイ(隊)ヤキ」の被りもののメンバーも。小沢さんは「私が主役です82才」のたすきをつけていたが、「タイヤキが人気で、(沿道の応援は)誰も私に声をかけなかった」と笑う。
長いマラソン人生の中で、「走ることで、いろんなことを教わった。人間って競争するものだと悟った。人生の縮図。最初は調子よくても脱落したり、ドラマがいっぱいある」。
そして何よりも「若い人と仲間と走れることが一番楽しい」。若々しい笑顔が、雄弁に語っている。
写真上/軽快に走る小沢さん(右)
下/左から4人目が小沢さん、その右隣が大野会長=板橋シティマラソンで
小沢さんは荒川区在住だが、足立区のランナーグループ「足立カメーズ」の一員。走り始めたのは50歳からで、荒川河川敷で知り合った仲間たちと「カメーズ」を立ち上げた大野正子会長(74)に誘われて大会に初めて出場。予想外の好タイムで、競争の面白さ、仲間と走る楽しさを知り、大会の常連になった。
2年前にギランバレー症候群を患い、一時は社会復帰を諦めたが、2カ月半のリハビリで快復。「マラソンをやってたおかげで快復が早かった」。昨年から10㎞の練習を始め、「ラストラン。お土産だと思って」今回の参加を決めた。フルマラソンは10年ぶり。「1人は心配だから見守り隊を作った」と大野さん。この日のために作ったオレンジ色のおそろいのTシャツで、メンバー有志が小沢さんを囲んで伴走。「タイ(隊)ヤキ」の被りもののメンバーも。小沢さんは「私が主役です82才」のたすきをつけていたが、「タイヤキが人気で、(沿道の応援は)誰も私に声をかけなかった」と笑う。
長いマラソン人生の中で、「走ることで、いろんなことを教わった。人間って競争するものだと悟った。人生の縮図。最初は調子よくても脱落したり、ドラマがいっぱいある」。
そして何よりも「若い人と仲間と走れることが一番楽しい」。若々しい笑顔が、雄弁に語っている。
写真上/軽快に走る小沢さん(右)
下/左から4人目が小沢さん、その右隣が大野会長=板橋シティマラソンで