足立朝日

ベルモント公園の「たわしの花」

掲載:2015年5月5日号
撮影/斉藤成義さん(78)=東和1丁目在住

 「たまたま行ったら、咲いていたんですよ、この花が。目立ちますよね。ブラシノキ、別名『たわしの花』と言うそうです」と語るのは、この写真を撮った斉藤さん。外国へ行った時に見たことはあったが、日本では初めてだったそうだ。
 「ブラシノキ」は、オーストラリア原産の常緑樹で、ベルモント公園のシンボルツリーだ。花の形がコップやビンを洗うブラシに似ていることからこの名がついた。花期は、5~6月。この新聞が出る頃には、もう咲いているだろうか。
 この公園は、足立区とオーストラリアのベルモント市が姉妹都市になったのを記念して1993年(平成5年)に開園。同市内には、2004年に開園した「アダチパーク」があり、日本の雰囲気を味わえる公園として多くの市民に親しまれているという。
 なお、ベルモント公園には40品種、約80株のバラもあり「この公園は本当に行く価値のある公園です」と斉藤さん。
【問合せ】TEL3852・6650ベルモント公園事務所
【交通】東武線「梅島駅」から徒歩5分。
(選者・学芸員 小林基治=日本写真会同人)