足立朝日

　足立区が生んだイケメン人気落語家・林家たけ平が８月８日（土）、亀有で２つの新しい企画に挑戦する。昼は夏休み親子で入門「落語塾」、夜は「葛飾納涼落語会～真夏の特撰怪談噺～」だ。
　「落語塾」では、「みんなで楽しむ伝統芸能」をコンセプトに、たけ平の洒脱な落語他、子どもたちに「一日落語家」を体験してもらうワークショップも開く。まずは一番太鼓や追い出し太鼓の叩き方の練習だ。さらに出囃子に乗って高座へ上がり、扇子と手拭いを使って小噺をするという貴重な体験が出来る。多くの学校で、子どもたちや保護者対象の「おもしろ落語塾」を開いてきたたけ平が、企画力全開で臨む。笑顔がチャーミングな林家つる子も出演する。
　「子どもだけではなく、大人にも高座に上がってもらうかも。何でもありの楽しい舞台にしたい。８月８日に『ハハ』と笑って」とたけ平。観客個々に「手拭いと扇子をプレゼント」といううれしいおまけ付きだ。
　「納涼落語会」は、柳家喬太郎が「牡丹燈籠～お札はがし～」、柳亭左龍が「ろくろ首」、そしてたけ平が「死神」を披露する夢の競演だ。昼とは打って変わって「噺家・たけ平」の魅力をたっぷりと堪能できる。ＮＨＫ新人演芸大賞入選、北とぴあ若手落語家競演会「大賞」、池上落語会「大賞」など受賞歴を重ねた実力と、ラジオやテレビでお馴染みのカジュアルな一面を併せ持つ逸材。この怪談噺で新境地を開くたけ平の姿が頼もしい。
　「キャリアがずっと上のお二人との競演。胸をお借りして楽しみながら演じたい。三人三様の怖～い噺を聴いて、暑い夏の夜を涼しく過ごして」とたけ平。
【日時】８月８日（土）落語塾＝13時半、納涼落語会＝16時半【場所】かめありリリオホール（亀有駅前イトーヨーカドー９階）【料金】落語塾＝１５００円（大人・小学生共通）、納涼落語会＝２８００円、両公演共に未就学児入場不可【チケット】TEL５６８０・３３３３

写真／（左から）たけ平、左龍、喬太郎