撮影/高橋辰男さん(75)=鹿浜4丁目在住
「振動発電」という言葉をご存知だろうか?主に車の通過による橋の揺れで発電するシステムで、写真の五色桜大橋はこの実験を行っていて、夜間のイルミネーションの一部をその電力で補っているのだ。
荒川に架かる首都高速中央環状線の長さ146mの橋で、2002年(平成14年)に開通。世界初の2層構造のダブルデッキ橋で、上が板橋方面への内回り、下が江北方面への外回り。この付近の荒川堤一帯がかつて五色の桜が咲く名所だったことからこの名が付けられた。
写真を撮った高橋さんは、夕方の散歩で鹿浜4丁目の自宅を出て、大賀ハスで有名な足立堀之内公園を通り、荒川土手に出た。いつもは土手を鹿浜橋方面に歩いて自宅に戻るのだが、ふと左手(下流)を眺めると、きれいに輝く橋を発見! それが五色桜大橋だった。「この時の写真会のテーマが『夜景』だったので、気が付いた。それまでは余り気にしなかったんですよ」と高橋さん。カメラ暦30年の高橋さんにして……。人間、目的を持って歩けば、シャッターに限らずチャンス(収穫)あり。
【交通】日暮里・舎人ライナー「扇大橋駅」か「高野駅」から約15分。
(選者・学芸員 小林基治=日本写真会同人)
「振動発電」という言葉をご存知だろうか?主に車の通過による橋の揺れで発電するシステムで、写真の五色桜大橋はこの実験を行っていて、夜間のイルミネーションの一部をその電力で補っているのだ。
荒川に架かる首都高速中央環状線の長さ146mの橋で、2002年(平成14年)に開通。世界初の2層構造のダブルデッキ橋で、上が板橋方面への内回り、下が江北方面への外回り。この付近の荒川堤一帯がかつて五色の桜が咲く名所だったことからこの名が付けられた。
写真を撮った高橋さんは、夕方の散歩で鹿浜4丁目の自宅を出て、大賀ハスで有名な足立堀之内公園を通り、荒川土手に出た。いつもは土手を鹿浜橋方面に歩いて自宅に戻るのだが、ふと左手(下流)を眺めると、きれいに輝く橋を発見! それが五色桜大橋だった。「この時の写真会のテーマが『夜景』だったので、気が付いた。それまでは余り気にしなかったんですよ」と高橋さん。カメラ暦30年の高橋さんにして……。人間、目的を持って歩けば、シャッターに限らずチャンス(収穫)あり。
【交通】日暮里・舎人ライナー「扇大橋駅」か「高野駅」から約15分。
(選者・学芸員 小林基治=日本写真会同人)