足立朝日

バレエ・フレイグランス 「ドン・キホーテ」 シアター1010で

掲載:2015年11月5日号
 シアター1010のクリスマスの風物詩として好評を博する「バレエ・フレイグランス」(代表=中原由美子)による公演が、この12月、第5回を迎える。今年は、その記念公演として「ドン・キホーテ」(プロローグつき全3幕)を上演する(後援=足立区、区教委、東京家政学院大学)。
 遍歴の騎士ドン・キホーテは、従者サンチョ・パンサと共に夢と理想を求めて旅に出る。その途中で出会うのは、若く貧しい青年と美しい娘、そして金持ちの男。男は娘との結婚を望むが、若い二人は愛し合っている。娘の父親は、金持ちの男との結婚を望むが、ドン・キホーテは若い二人を応援。周囲に祝福され、結ばれた二人の幸せを見届けたドン・キホーテは、再び果てしない夢を求めて旅に出る――。
 スペインの街中の明るく楽しい場面と、夢と理想を追い続けるドン・キホーテの悲しいほどに純粋な姿が交錯。そのストーリーを、卓越した技量のバレリーナとダンサーが彩る。中原の構成・演出・振付の光る感性は見事だ。「役者心を持ったベテランのダンサーと、第一戦で活躍中のバレリーナが、楽しくて美しい、とても見ごたえのあるバレエをお見せします。衣装・装置・照明の効果にもきっと驚いていただけると思います。どうぞ遠慮なく笑ったり、ちょっとしんみりしたりして見所満載の一期一会を是非、シアター1010でお楽しみください」と中原。
【日時】12月12日(土)午後7時、13日(日)午後3時【場所】シアター1
010【料金】S席5千円、A席4千円、子ども(5歳~小学6年)S・A席3千円【チケット】バレエ・フレイグランス事務局TEL&FAX3604・1054、Eメール