足立朝日

青井と弘道をつなぐ新道 140号線の一部区間が開通

掲載:2015年12月5日号
 東京都が整備を進めている東京都市計画道路補助第140号線のうち、江北橋通りから青井駅入口交差点までの約650mの区間が開通した。11月7日(土)午前10時から開通記念式典が開催され、開通した道路沿いにある青井小学校の生徒による合唱や江北高校和太鼓部による演奏などが行われた。
 この道路は、まだ環七は越えられないが、北は六町、八潮へと続き、南は綾瀬川を越えて小菅へとつながる道になる予定だ。開通した道は、片側1車線の車道11mと歩道各4・5mで、新しく道路を作るにあたり約90棟の家屋が移転された。
 今回の区間が開通したことで自動車の渋滞緩和はもちろん、災害時の避難場所である江北高校や青井小中学校への避難路が確保され、防災面の向上も図られた。今後は、電線を地下へ移して電柱のない道になるよう整備されていく。
 式典では、主催者を代表して東京都第六建設事務所の渡邉治平所長が「平成10年から事業着手し、200人以上の協力により完成することができました」と説明。
 また、近藤区長からは「新しい道路と共に下町のネットワークが大きく膨らむことを期待しています。新しくできた道路を交通ルールを守って大事にしていきましょう」と挨拶した。

写真下/開通した道路=弘道小学校前交差点から青井駅方面を眺める