足立朝日

干支の動物に会える  生物園にリスザルが仲間入り

掲載:2016年1月5日号
 生物園(保木間2-17-1)に今年の干支にピッタリの新メンバーが、昨年11月から加わった。東武動物公園からやってきたコモンリスザルだ。生物園でサルの常設展示は初めて。
 体が小さく、ちょっとした仕草もいたいけで愛らしいのでまだ子どもに見えるが、8歳のメス。寿命は10~20歳と言われているので、れっきとしたオトナの女子だ。
 それまでは群れで生活していたためなかなか環境に馴染めず、飼育員の板倉茜さんと最初はよくケンカをしたそう。「何をこの子が望んでいるか、この子の身になって考えてあげようと意識した」という板倉さんやスタッフの努力や工夫で、今は生物園の一員として子どもたちを楽しませている。
 ポイントは「鳴き声」。「サルはキーキー鳴くイメージだけど、小鳥がささやくように鳴くことも」と、板倉さん。「手が人間のように器用なので、使い方も見て」
 愛称は12月に6つの候補の中から来園者の投票により決定、1月3日に発表された(※12月現在未定)。外のふれあいコーナーのケージの中にいるので、ぜひ会いに行ってみて。ガラス越しに、ロープを渡るかわいい姿を見て、新年を祝おう。
【開園時間】午前9時半~午後4時半、月曜休園(祝日の場合は翌日)
【入園料】大人300円、小人150円※年間パスポートあり
【交通】竹ノ塚駅東口からバス「花畑団地行き(保木間仲通り経由)」で「保木間仲通り」下車、徒歩約5分ほか
【問合せ】TEL3884・5577 生物園

写真/11月にやってきたリスザル