足立朝日

様々な籐作品に出合える 第1回「籐を編む」萩原弘子グループ展

掲載:2016年3月5日号
 梅田在住の籐作家、萩原弘子さんの教室による初のグループ展「籐を編む」が、4月1日(金)~6日(水)、浅草で開かれる。梅田地域学習センター、墨田区すみだ福祉保健センター、墨田区立花ゆうゆう館の3教室合同で、26人が出品。
 籐工芸というと家具やカゴが思い浮かぶが、バッグや器、アクセサリー、サンタや雛人形など季節に合わせたものも様々あり、バリエーションは豊富だ。
 萩原さんは、中央本町センターでの体験教室をきっかけに籐工芸を始め、ものづくりと自然素材が好きだったことから本格的に学んで、2002年に第22回創彩展での新人賞受賞。以降、同展で数々の賞を受賞している。中には1mものオブジェ作品もある。「作り上げていくのが楽しい」と萩原さん。「何もないところから、小さいものも大きいものも、最初はゼロから。大変だけど、必ず編み上がる」と話す。
 使うのは指先。「慣れたら力よりコツ。歳を取って力が弱くなっても編める」。87歳の生徒もいるとか。ママさん対象の「風の子カルチャー」でも好評だそうだ。
 展示会ではバッグやアクセサリーの販売もある。まだ出合ったことの無い籐の世界を、覗いてみてはいかが。
◆第1回「籐を編む」萩原弘子グループ展
【日時】4月1日(金)~6日(水)午前11時~午後6時(最終日は2時まで)
【場所】ブレーメンハウス(台東区浅草1‐37‐7、TEL3842・2250、「浅草駅」東武線正面出口、つくばエクスプレスはA1出口、浅草公会堂裏)
【入場料】無料
【問合せ】TEL3848・4362萩原

写真/自作のバッグを手にした萩原さん。イヤリングとペンダントも籐作品=北千住東口サンローゼで