足立朝日

広木克行さん×悠々ホルンさん 3月13日(日) 講演会&ライブ 「子どものシグナル見えますか?」

掲載:2016年3月5日号
 不登校など子どもの問題行動に悩む親や、子どもに関わる大人たちのための講演会&ライブが、3月13日(日)に開かれる。
 主催は不登校の子どもたちと親の会「ほっとカフェ虹」(難波規子代表)。不登校の親の会6区のネットワーク「Eakkasねっと」が共催。
 講師は神戸大学名誉教授・広木克行氏。長年子どもの発達について研究している広木氏は、グローバル人材養成に傾いている今の日本の教育制度などが、本来あるべき子どもたちの成長を歪め、いじめや不登校などの問題を引き起こしていると指摘。「どうやって学校に行かせるか」ではなく、子どもの発しているシグナルに気づいて受け止めることの大切さを説き、全国で講演している。
 難波代表は「孤立しない子育て環境にするためにも、不登校の問題に限らず、一緒に子どもたちのことを考え合う時間を持ちたい」と企画した。
 自身のひきこもりの体験などから、歌で子どもの自殺を防止しようと活動している「子どものSOSシンガーソングライター」悠々ホルンさん(2015年8月5日号で紹介)のライブも同時に開催。「歌は感情に訴える。理屈ではなく、シグナルを出している子の気持ちをダイレクトに感じられるように、代弁する形で歌いたい」とホルンさんは話す。
 「子どものため」と思ってしている言動は、実は親自身のためなのではないだろうか? 子どもを救うためには大人も変わる必要があることを学べば、光が見えてくる。
【日時】3月13日(日)午後1時半~ライブ(悠々ホルン)、2時~講演(広木克行・神戸大学名誉教授)、3時半~質問タイム
【場所】シアター1010稽古場1(北千住マルイ10階)
【料金・定員】500円・100人(先着)
【申込み】名前・連絡先・参加人数をFAXかメールで知らせる。FAX3699・0236平野、http://eakkas.jimdo.com/のお問合せフォームまたはeakkasnet@gmail.com
【問合せ】TEL090・7270・3654難波、TEL090・5536・3071伊藤

写真/運営スタッフ。中央がホルンさん、左隣が難波さん