絢爛豪華で独創的な神楽舞台
「天に舞い地を駆け巡りて――」をタイトルに、「石見神楽東京公演」がこの春、シアター1010で行われる。同舞台を務める「石見神楽亀山社中(島根県浜田市)」は、島根県西部に伝承される八調子石見神楽を継承。明治初期、従来の六調子神楽が浜田で改訂され、八調子の速いテンポで囃子と舞が展開される神楽に生まれ変わった。蛇胴・花火の使用、金糸・銀糸の絢爛豪華な衣装などの画期的な改革により、他県の神楽にも大きな影響を与えた。
ゲストの「石見神楽東京社中」は、石見神楽の首都圏での認知度向上と、石見への観光客誘致の一環として、石見地方出身者を中心に結成。大阪万博で全国的に知られるようになった石見神楽を、さらに積極的に発信している。
収穫を祝う石見の秋祭りでは、各神社で夜を徹して神楽が奉納されている。神楽とは、日本神話の天の岩戸隠れの段でアメノウズメノミコトが舞った舞が起源とされ、石見神楽は、室町時代後期から舞われているといわれる。
石見地方には150を超える神楽団体があり、多くの若者が中心的役割を果たしている。舞手は、金糸・銀糸の刺繍を施した絢爛豪華な衣装を身にまとい、大太鼓・小太鼓・手拍子・笛などの囃子に乗って勇壮・華麗に舞う。儀式舞や能舞など30以上の演目があるが、全て違う構成で演じられる。エネルギッシュで躍動感ある舞や、様々な姿に変化する独創的な「八岐大蛇」の登場は、観客に驚きと感動を届ける。公演で使用される衣装・蛇胴・面は、匠の技を有する職人たちの叡智の結晶。石見神楽を陰から支え続けている。
今回の公演では、静寂で荘厳な儀式舞、鬼や大蛇が登場する豪快な能舞をはじめ、古くより舞われる「頼政」や「貴船」を、亀山社中独自のアレンジで贈る。亀山社中から朝日新聞読者に次のメッセージ。「2度目の単独東京公演の舞台を務めるのは、創立17年目を迎える若さ溢れる亀山社中です。亀山社中ならではの、一味違う神楽の世界に浸り、古い伝統芸能の世界にとどまらない躍動感あふれる演目を存分に味わってください」
【日時】4月16日(土)12時30分、17時
【前売料金】S=5500円、A=4500円、B=3500円、フレンズ割引あり
【チケット】TEL5244・1011。
【場所】シアター1010 足立区千住3丁目92
「天に舞い地を駆け巡りて――」をタイトルに、「石見神楽東京公演」がこの春、シアター1010で行われる。同舞台を務める「石見神楽亀山社中(島根県浜田市)」は、島根県西部に伝承される八調子石見神楽を継承。明治初期、従来の六調子神楽が浜田で改訂され、八調子の速いテンポで囃子と舞が展開される神楽に生まれ変わった。蛇胴・花火の使用、金糸・銀糸の絢爛豪華な衣装などの画期的な改革により、他県の神楽にも大きな影響を与えた。
ゲストの「石見神楽東京社中」は、石見神楽の首都圏での認知度向上と、石見への観光客誘致の一環として、石見地方出身者を中心に結成。大阪万博で全国的に知られるようになった石見神楽を、さらに積極的に発信している。
収穫を祝う石見の秋祭りでは、各神社で夜を徹して神楽が奉納されている。神楽とは、日本神話の天の岩戸隠れの段でアメノウズメノミコトが舞った舞が起源とされ、石見神楽は、室町時代後期から舞われているといわれる。
石見地方には150を超える神楽団体があり、多くの若者が中心的役割を果たしている。舞手は、金糸・銀糸の刺繍を施した絢爛豪華な衣装を身にまとい、大太鼓・小太鼓・手拍子・笛などの囃子に乗って勇壮・華麗に舞う。儀式舞や能舞など30以上の演目があるが、全て違う構成で演じられる。エネルギッシュで躍動感ある舞や、様々な姿に変化する独創的な「八岐大蛇」の登場は、観客に驚きと感動を届ける。公演で使用される衣装・蛇胴・面は、匠の技を有する職人たちの叡智の結晶。石見神楽を陰から支え続けている。
今回の公演では、静寂で荘厳な儀式舞、鬼や大蛇が登場する豪快な能舞をはじめ、古くより舞われる「頼政」や「貴船」を、亀山社中独自のアレンジで贈る。亀山社中から朝日新聞読者に次のメッセージ。「2度目の単独東京公演の舞台を務めるのは、創立17年目を迎える若さ溢れる亀山社中です。亀山社中ならではの、一味違う神楽の世界に浸り、古い伝統芸能の世界にとどまらない躍動感あふれる演目を存分に味わってください」
【日時】4月16日(土)12時30分、17時
【前売料金】S=5500円、A=4500円、B=3500円、フレンズ割引あり
【チケット】TEL5244・1011。
【場所】シアター1010 足立区千住3丁目92