足立朝日

「元気をもらいにショウブ田へ」

掲載:2016年6月5日号
撮影/斉藤成義さん(72)=東和1丁目在住

 「この公園は最高です。春はサクラ、そしてフジ、今はハナショウブ、アジサイが咲き乱れ、滝があり、吊り橋、噴水、水路があって、水車が回り……と言うことなしです。おまけに誰でも無料で入園出来る……」。斎藤さんは、このしょうぶ沼公園を絶賛する。今年の「しょうぶまつり」は6月4日(土)、5日(日)だが、ハナショウブは今月いっぱい楽しめる。
 園内の5つのしょうぶ田には、江戸ハナショウブを中心に約140品種、8000株のハナショウブが植えられ、初夏を彩る。写真のように、木道が設置されているので、真近で花が楽しめるのが嬉しい。
 「ここのハナショウブは花がしっかりしていますね。手入れがきちっとされているんでしょう。花も人間と同じで、時間をかけて丁寧に育てないといけません」 
 ハナショウブは早朝が一番元気でいい。「花を見て、これは昨日咲いた花だ、今日開いた花だとわかるようになれば本物。私はハナショウブを見ると元気が出ます。皆さん、元気をもらいにハナショウブを見に行きましょう」と斉藤さん。
【交通】東京メトロ・千代田線「北綾瀬駅」下車すぐ。
(選者・学芸員 小林基治=日本写真会同人)