足立朝日

「花火の合図で朝市へ」

掲載:2016年7月5日号
撮影/大室信男さん(76)=西綾瀬3丁目在住

 毎月第4日曜日の朝7時。「ドドーン、ドドーン」の花火の音が聞こえて来ると、青井兵和通り商店街の「朝市」が始まる。最近、人通りが少なくなっているが、さすがにこの日ばかりは出店が並び、人出も多く、「往年の商店街を思い出す」と語る商店主。写真を撮った大室さんも、この朝市のファン。「ここへ行くと何でもあるんですよ。衣類から新鮮な野菜、お惣菜、パン、おしんこ、和菓子……。野菜などは、はるばる栃木から来て出店している。このお店のファンもたくさんいてね」
 青井の朝市には、41年の歴史がしみこんでいる。そして、第2土曜日午後4時から行われる「まんぞく市」は15年目に入った。「何としても賑わいを取り戻したい」――と各商店主たちは「朝市」「まんぞく市」を支えている。
 7月の「まんぞく市」は9日(土)、「朝市」は24日(日)だ。商店街の「サマーセール」は10日(日)まで。出かけてみよう!きっと何か「掘り出し物」が見つかる!
【交通】つくばエクスプレス「青井」駅下車すぐ。綾瀬駅から「はるかぜ号」「西新井」駅行きで「青井」駅下車。
(選者・学芸員 小林基治=日本写真会同人)