足立朝日

竹ノ塚の小山さんからおたより キルギスで「日本祭」剣道などで交流

掲載:2016年9月5日号
 竹ノ塚在住で足立区剣道連盟OBの小山子壽さんから、去る5月13日(金)~15日(日)に、中央アジアのキルギス共和国で開催された「日本祭」の同行記が送られて来たので紹介する。
―――以下同行記―――
 「日本祭」は、キルギス共和国日本大使館とキルギス剣道連盟の共催で開催されているもので、開催場所は、首都・ビシュケクから東へ300㎞ほど離れたイシククリ湖北岸のリゾート市・チョルポン・アタ市。
 祭は、まず13日(金)に子どもたちの駅伝大会からスタート。1チーム10人で10チームが参加。全員に小池大使から賞状、メダルが渡された。
 14日(土)は、マラソン大会&剣道大会。剣道大会は、中央アジアのカザフスタン、ウズベキスタン、キルギスの3カ国がそれぞれ2チームずつを編成し、計6チームが日本大使館杯を争い、キルギスAが同杯を受けた。
 15日(日)は、日本文化のデモンストレーション。寿司、そば、お茶、お酒などの模擬店が出て、和太鼓演奏、和服の展示、書道の実演などがにぎにぎしく行われた。剣道では、演武、太刀の形、初心者が稽古ができるまでの基本動作のポイント、木刀、竹刀、防具の構造と使い方の説明など盛りだくさん。
 大使館では「反響の大きさに驚いた。特に剣道はこの地では初めてということで、子どもたちを中心に満席で、剣道をやりたいという子どもが続出、大成功でした」と話してくれた。
 ちなみに、キルギス共和国の剣道は2004年(平成16年)に愛好家数人で発足したが、今では「剣道連盟」を名乗り、中央アジア各国への剣道の普及・交流を進めるなど、頼もしい存在となっているそうだ。

写真上/剣道大会参加者一同。2列目中央の眼鏡の人が小池大使=チョルポン・アタ試合会場前で
下/剣道がやりたくて、試合会場に最後まで残った地元の親子。右から3番目が小池大使、左端が小池大使夫人